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こだま通信「セミはなぜ鳴く?」2019年8月

  • 執筆者の写真: 麗佳 小野
    麗佳 小野
  • 2024年11月13日
  • 読了時間: 2分

ママのための自然と遊ぶ『はじめのいっぽ』

セミはなぜ鳴く?


皆さんは今年もセミの鳴き声を聞きましたか?

セミの鳴き声を聞くと「夏が来たなぁ」と思うものです。しかし、セミの声は好きという人よりは、うるさい、暑苦しいなどと感じるママが多いのでは? あのセミたちは、なぜうるさいくらいの音量であんなに鳴いているのでしょうか?


種類にもよりますが、セミは幼虫の間を土の中で数年を過ごし、成虫になる時地上に出てきます。成虫でいられる期間は2~3週間ほど。その間に結婚相手を見つけ交尾し卵を産まなければなりません。鳴くのはその結婚相手を見つけるためです。


しかし、鳴くと敵に居場所を知らせることになり、狙われる危険がつきまといます。そのため、鳴くのはオスのみ。卵を産むメスは守られているのです。


オスしか鳴かない生き物は多いんです。カエルも小鳥たちも同じです。

あのうるさいと思っていた鳴き声は、オスたちの命をかけたラブコールなのです。

自然のことには全てに理由があります。なぜあの花はあんな形なのか、なぜあの実にはトゲがあるのか、想像力を働かせて子どもと一緒に考えてみましょう。


子どもの答えは真実よりも素晴らしい発想なことも多いもの。調べて正解を探すことだけが答えではありません。そんな時間をぜひ楽しんでくださいね。


(自然ガイド REX)

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