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こだま通信2025年3月「鳥のさえずりで季節の移ろいを感じる感性」

  • 執筆者の写真: 麗佳 小野
    麗佳 小野
  • 8月25日
  • 読了時間: 2分

ママのための自然と遊ぶ『はじめのいっぽ』

     鳥のさえずりで季節の移ろいを感じる感性

 

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暖かくなったなと感じる日が増え、桜が咲き、タンポポが咲き、春らしくなってきました。実は、冬に比べ春は自然の音も多くなっています。それは野鳥たちのエサとなる虫や花や木や草の実が増えてくることで、野鳥が結婚の時期を迎えるから。耳をすまして、高らかに鳴く野鳥たちの声が聞こえてきたら、それはたいてい結婚相手を求めてのことです。いたることろできれいにさえずる鳥たちが鳴いています。


また、冬の時期を日本で過ごしていた冬鳥たちが去り、南国で冬を越した夏鳥たちを目にすることも増えてきます。

有名なのは「ツバメ」。ツバメたちが飛び回るようになると、あぁ暑いなぁと感じる日も増えていく季節になってきますね。ツバメは。冬の時期をマレーシアやフィリピンなどの国から二千キロ~五千キロもの距離を渡って日本にたどり着き、一日百匹もの虫を食べるヒナたちを育て、また秋口に南の国に戻っていきます。季節限定のツバメたちの姿を見て、子どもたちと

「ツバメだね~、今年も来たんだね~」と言葉を交わす。さえずる鳥の鳴き声を聞き、「きれいな鳴き声だねぇ」と言いあう。ただそれだけで、子どもたちの中にも特定の生き物で季節を感じる感性がついていきます。


こういうことは、記憶に残らなくても、1つの価値観としてその子の中に生まれて根付くものだと思います。何がきれいで何が素敵なのか、親がわが子に伝えられる大切なものの一つだと思うので、みなさんもぜひ子どもたちに受け継いでいってくださいね。

(自然ガイド REX)

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