こだま通信「季節をおって自然を楽しむ」2022年9月
- 麗佳 小野
- 2024年11月13日
- 読了時間: 1分
ママのための自然と遊ぶ『はじめのいっぽ』
季節をおって自然を楽しむ
9月になりましたがまだまだ暑い毎日です。しかし、季節は確実に秋に移っています。日本には季節の移り変わりを見える化した素晴らしい知恵があるのを知っていますか?
その名を「二十四節季七十二候(にじゅうしせっきしちじゅうにこう)」と言います。
1年を24と72の季節に分け、それぞれに美しい名前がつけられた二十四節気と七十二候。
夏至や大暑、立秋など聞いたことの多い二十四節気はご存じの方も多いのでは?
その24の季節を更に約5日ごとに分けたのが七十二候で、より細やかな季節を知ることができます。
例えば、今年8月28日は七十二候で「天地始粛(てんち はじめて しじむ)」の時期。「粛」は弱まるという意味があり、天気図に秋雨前線が登場し、冷たい雨風とともに秋のはじまりを運んでくる時期。この時期に秋の虫たちが鳴き始めます。
最近、鳴く虫の声を聞くのではないでしょうか?
この後9月18日には「玄鳥去(げんちょう さる)」を迎え、玄鳥=ツバメたちが南国に旅立っていきます。
こんな二十四節気七十二候を参考に、季節を読んで子どもたちと虫や鳥を探してみると1年中楽しむことができるのでぜひやってみてくださいね。
(自然ガイド REX)
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